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現役占い師のお話

現役占い師にインタビュー!

実際に占い師として活動している方に、占い師の仕事とはどういったのものなのか伺うことができました。

ご回答いただいた占い師:Aさん/占い師歴12年/現役対面鑑定師

Q.A先生は占い師歴12年ということですが、ご経歴のほうは…?

A.実は昔から占い師になろうと思っていたわけではなかったんです。30を過ぎて初めて占い師を目指しました。技術を身につけてからは個人で鑑定をしていたのですが、うまくいかないことが多く、安定した活動をしてより多くの人を占いたいという思いで全国展開をしている電話占いに所属して活動をするようになりました。

Q.対面鑑定のご経験もあったんですね

A.ええ、対面では直接お話しできるからお客様の気持ちに寄り添えるということもあり、8年ほど対面の電話占い師をやっていました。ですが電話占いなら全国の方のお相手ができるじゃないですか。それが魅力的だと思ったんです。

Q.なるほど、それで電話占いに戻ってきたと。ではA先生が占い師を目指したきっかけは何ですか?

A.もともと人と話すのは好きでしたし、誰かの役に立っていると感じるのがすごい好きだったんです。で、いろいろ調べてみたら、占い師の仕事を見つけて。資格もいらないし勉強すればなれるから、これなら自分でもなれそうだぞ、と。実際はそんなに甘くなかったんですけどね(笑)

Q.では結構苦労をされて?

A.そうですね。全く知識のない状態でしたから、何をしたらいいのかがさっぱりでした。インターネットで占い師になるための情報をいろいろ調べて、占いの本を買い漁ったりして勉強していきました。身近に聞ける人なんていないし、そもそもなんか占い師になるって気恥ずかしくて言えない状況で…。だから一人で黙々と勉強するしかなかったですね。

Q.特に何の占術について学ばれましたか?

A.まずは占星術を学びました。単純に占いと言えば星占い、みたいな思い込みからはいったのですが、これが意外にも良かったようで、学ぶことが結構楽しかったです

Q.逆に習得に苦労した占術は?

A.なんだろう…タロットですかね。占術の種類は命卜相に分けられるから、それぞれから一つずつは使えるようにしたいと思って、占星術、タロット、手相とそれぞれの有名どころを学んでいたのですが、タロットはまずカードを覚えるのが大変で、さらに意味を関連付けて、悩みに合わせてタロットの意味を読むというのがなかなかに難しいんです。今でこそ相談を受けて普通にタロットで占えるようになりましたが、最初はかなり手こずってましたね。

Q.他に学ばれたこととかってありますか?

A.とりあえず人を相手にする仕事だからと思って、接客に関することを少し。後は心理学の勉強もしましたね。

Q.心理学ですか?

A.人の悩みを聞く仕事な以上、相手の気持ちをしっかり理解する必要があると思って。これが結構効果あるみたいで、たとえば頬をよくなでながら話している人は緊張解きほぐそうとしている人だから、場を和ませるような話し方にしようとか、腕を組んで話を聞いている人は話を聞いていなかったり、受け入れようとしていない人だから、納得してもらえるような話し方にしたりとか、同じ腕を組んでいる人でも背中を丸めて抱えるように組んでいたら不安がっているから落ち着かせられるような話し方にしたりと、役に立っていますね。

Q.占いの勉強だけが占い師に必要なことではないと

A.そうですね。もちろん占術が身についていなければ仕方がないので、占術の勉強は何より大事だと思います。でも他のことも学んでおくといいかもしれません。その他のことはきっと人によって異なると思います。でも、学んで無駄になるということは占い師の世界ではないんじゃないかなと思いますよ。もちろん学習だけではなくて、日々の生活や人生経験から得られるものもあると思いますし。

Q.では最後にメッセージがあればお願いします

A.ぶっちゃけ占い師になる理由なんてなんでもいいと思います。私みたいに人と話すのが好きだから、人のためになりたいからなんてのでもいいですし、占いが好きだから、という理由でも問題ないと思います。でも、なったからには責任もって最後まで依頼者の方の力になれるように活動をすべきだと思います。これから占い師になる方には「依頼者の力になるということ」をしっかりと考えてもらいたいと思います。もちろん私もさらに皆様の力になれるように日々精進してまいりたいと思います。